オーストラリアで16歳未満のSNS利用を禁止する法律が施行されるなど、世界的に「子供とデジタルの距離感」が問われています。
我が家でも、5歳と3歳の子どもたちがYouTube上の「終わりのない動画」に無心で見入る姿に、どこか違和感……というか、言葉で表せない「危うさ」を感じていました。
以前の記事で我が家が行なっているYou Tube戦略を公開しています。育児中のスマホルール。ウチが実践している脱YouTube - スマホとくらしの情報発信ブログ
最近ふとしたきっかけで始めたのが、スマホを「消費の道具」から「探索の道具」に変える試みです。
100均の地図から始まった「世界」への興味
きっかけは、100均で買った1枚の世界地図でした。
子どもって「何に興味を持つかわからないし、とりあえず」という軽い気持ちで買ってみました。
すると、テレビで流れるオリンピックのニュース、「ここ雪が多い!」「この人達はここにいるんだよ(イタリア)」と教えたり、『アナと雪の女王』を見て「エルサの国(アメリカ)はここだよ」と伝えたり。平面の地図が、子供たちの知っている世界と少しずつリンクし始めました。
「平面」から「球体」へ、Google Earthの魔法
しかし、3歳や5歳にとって「地図は平面だけど、地球は丸い」という概念を理解するのは至難の業です。
そこで、スマホマニアなパパの出番。Google Earthのアプリをインストール。パパも初めてGoogle Earthの使い方を知った気がした瞬間。
「この地図の大陸と同じ形、スマホの中に隠れてるよ。探してみよう!」
そう言ってスマホを渡すと、子供たちは画面をくるくる回し始めます。
平面の地図にある「南アメリカ大陸」の形を頼りに、スマホの中の立体的な地球を探索する。同じ形を見つけた瞬間の「あ!あった!」という弾んだ声。(本当はアフリカ大陸を選んだので不正解だったけど)
それは、YouTubeをただ眺めていた時とは全く違う、自分たちの指先で世界を見つける「能動的な発見」の瞬間でした。
「国旗カルタ」との最強コンボ
最近の我が家のブームは、ここに「国旗カルタ」を組み合わせることです。
1. カルタで国旗を覚える(アナログの遊び)
2. その国を100均の地図で探す(位置の把握)
3. Google Earthでその国へ「飛んでいく」(デジタルの拡張)
このステップを踏むことで、スマホは単なる「動画再生機」ではなく、世界へ繋がる「魔法の窓」へと変わりました。
「YouTubeがない家」と言い聞かせて見えたもの
正直に言えば、YouTubeを見せない生活は楽ではありません。
家事の合間に静かにしてほしい時、姉妹喧嘩が始まった時。「YouTubeを見せれば解決するのに」という誘惑は常にあります。
「YouTubeが壊れちゃった(ないんだよ)」と嘘をつき、代わりに一緒にトランプをしたり、お絵描きをしたり、料理の手伝い(という名の邪魔)に付き合ったり。親の自由時間は確実に減りました。
でも、YouTubeという「エンドレスな刺激」を遠ざけたことで、子供たちは自分で遊びを考え、親がすぐには来ないと悟れば、自分たちで解決策を探すようになりました。
最後に:スマホマニアが子供に伝えたいこと
周囲の友達がスマホで動画を見ている時、我が子も食いつくように見ています。それはそれで「特別な体験」として許容しています。
ただ、家に帰れば「うちはYouTubeはないよ」と伝え、代わりにGoogle Earthを開く。
デジタルデバイスは、使い方次第で「思考を停止させる麻薬」にもなれば、「知的好奇心を爆発させる翼」にもなります。
これからもマニアなパパとして、スペック表には載っていない「子供の感性を刺激するスマホの使い方」を発見したいと思います。