
前回の記事では、「最大輝度」に注目して格安スマホの画面の“明るさ”についてお話しました。
前回の記事はこちら【失敗しない】格安スマホの選び方:“最大輝度”って知ってますか? - スマホとくらしの情報発信ブログ
今回はその続きとして、“画面のキレイさ=解像度”について解説していきます。
スペック表を見ないと損!“数字マジック”に注意
格安スマホの商品説明を見ていると、よくこんな表現を見かけます。
> 「1600×720の高精細ディスプレイ搭載!」
一見、「なんか数字が多いし、キレイそう!」って思ってしまいますよね。でも、実はこの数字は**HD解像度(HD+とも)**で、そこまで高精細とは言えないのです。
スマホの画面解像度には主に以下の種類があります:
HD(またはHD+):主に1600×720前後の表示。やや粗く感じることも。
フルHD(FHD):1920×1080またはそれに近い表示。細かい文字や写真がクッキリ見える。
フルHD以上(FHD+など):2400 x 1080以上、上位モデルによく搭載。超高精細。
数字に惑わされない!実例で比べてみましょう
たとえば、1年ほど前に発売された OPPO A79 5G と、2024年に登場したばかりの OPPO A3 5G。
どちらが画面がキレイに見えると思いますか?
実は、A79 5Gの方がフルHDで、画面がクッキリしていて見やすいんです。
一方、A3 5GはHD+解像度のため、写真や文字をじっくり見ると少し粗く感じるかもしれません。
新しい機種の方が性能が上だと思いがちですが、「解像度」は別。しっかりスペック表で確認する必要があります。
解像度は、普段使いにも差が出る!
スマホでSNSを見たり、写真を撮ったり、動画を観たりする中で、「なんか文字がにじむな…」「写真がちょっと粗いな…」と感じることがあるかも。
もし、違和感を感じたら、解像度が低いからかもしれません。
とくに画面が6.5インチ以上あるようなスマホでHD解像度だと、ドットの粗さが目立ちやすくなります。
5インチの画面でしたら、大丈夫です。
まとめ:新しさだけで選ばない。“中身”を見よう!
スマホ選びで「新しい=高性能」と思い込むのは要注意。
購入前には、ぜひスペック表を見て「HDかフルHDか」チェックしてみてください。ほんの一手間で、快適なスマホライフが手に入りますよ。