
最近発売されたばかりの機種AQUOS wish5、流行りの**IPX9(超防水)**にも対応している。ドコモで実質1円なら、もはや買わない理由がないのでは?と思ってしまいますよね。
しかし、実際に使ってみて、この機種が「誰にでもおすすめできるスマホではない」ということを感じました。
今回は、AQUOS wish5を検討中のあなたへ、私が実際に使って分かった**買う前に知ってほしい5つのこと」**を、忖度なしでお届けします。

1. サイズ感は「人を選ぶ」が、見た目より軽い
このwish5、最近のスマホとしては大画面サイズです。そのため、見た目の第一印象で「デカい、重そう」と感じる人が多いかもしれません。
実際、手の小さい人には持ちにくい、いや、男性でも扱いづらい、好みが分かれるサイズ感だと思います。
しかし、その見た目に反して軽く、長時間持っていても意外と疲れにくいのは大きなメリットです。ただ、見た目の軽さとは裏腹に、片手での操作はしにくいので、そこは注意が必要です。

【左がAQUOS wish5 右がiPhone11pro】
2. カメラは「実用的」に進化
正直なところ、カメラ性能は前作のwish4よりは実用的になっています。
価格を考えれば「まあまあ」という画質ですが、普段の記録用としては十分使えます。特に優秀なのが動画機能で、60fpsに対応し、手ブレ補正も効くため、日常の撮影は問題なくできます。
動画性能は格安スマホの中では評価できるポイントです。
3. ディスプレイはHD止まり、そしてモノラルスピーカー
これが、この機種の最大の残念ポイントかもしれません。
大画面にもかかわらずHD画質に留まっているため、画面の荒さが少々目につきます。高画質に慣れた目で見ると、細部の表現に物足りなさを感じるでしょう。
さらに、スピーカーがモノラルです。動画を再生した時の音の広がりや迫力に欠けるため、「高画質・高音質で映画や動画を見たい!」という人には全く向いていません。
「動画が見れればいい、普段はBluetooth」という私のようなタイプなら問題ありませんが、高画質動画を求めるならこの機種は避けるべきです。
4. バッテリー容量と持ちは、数値ほどではない
カタログスペックでは5,000mAhと大容量バッテリーをアピールしていますが、正直に言ってバッテリー持ちは良くない感覚です。
SNSや動画のヘビーユーザーだと、ギリギリ1日持つか持たないかという印象です。
ただ、AQUOS独自のダイレクト給電など、バッテリーに優しい機能は搭載されているため、バッテリーの劣化を防ぎ、スマホ自体を長く使えるという点では評価できます。
5. 「かこって検索」など、必要な機能は全部揃ってる
価格が安いスマホだと省略されがちな便利機能が、wish5にはしっかり搭載されています。
• かこって検索
私が大好きなこの機能、もちろん使えます!安価なスマホでは貴重な機能です。
• おサイフケータイ
街中での決済もスムーズにできます。
• IPX9
水濡れを心配する必要のない超防水性能。
普段使いで「これがないと困る」という機能は全て揃っており、安心感は高いです。
まとめ:購入は「用途」が明確な人だけにおすすめ
トータルで判断すると、残念ながら一般ユーザーへの購入はおすすめしません。
大画面なのに動画視聴に不向き、高性能なゲームも厳しい、サイズが大きいので携帯しにくい…と、使用用途が絞りきれない機種だと感じます。
この価格帯、同様の性能であれば、個人的にはarrows We2のようなコンパクトで電話用やサブ機として使いやすい機種の方が、用途が明確で実用的だと思います。
AQUOS wish5は、**「超防水と、かこって検索が絶対に必要で、画質や音質は気にしない」**という、ライトユーザー、おうちスマホというニーズには向いてそうです。

